こんにちは!

ボディメンテナンス鵜沼の木村です。

今回はお風呂についてお話したいと思います。

私たちが入浴するとき、「風呂に入る」といいますよね。昔は「風呂」という言葉は本来、蒸し風呂を意味していたようです。

蒸し風呂は蒸気を浴びて身体の汚れをふやかし、こすりだした後、湯で流すという仕組みのため、蒸気を逃がさない狭い部屋(室)にこもることから、室(ムロ)から派生して風呂(フロ)の語源が生まれたみたいです。

私たちが日ごろ行っている入浴スタイルは、江戸時代中期以降(約270年前)確率されたもので「風呂」に対し「湯」と呼ばれていたらしいです。確かに銭湯へ行くと「湯」という文字をみかけますね。

お体によいお風呂の効果

お風呂に入ることで「温度」「浮力」「水圧」などが体をほぐし新陳代謝を促し、血行を良くしてくれます。緊張した神経も和らぎますし、体内の不要物の排泄を促し、免疫力も高まるとも言われております。

1.温熱効

水温によって体に与える効果も異なります。

42度以上だと、自律神経が「交換神経」が優位になるため、しっかりと目が覚めた状態になります。

一方、ゆるめ(37~40度)ですと、気持ちを鎮める働きをする自律神経「副交感神経」が優位に立ち、落ち着いた気分になります。

なお、日本人がもっとも気持ちの良いと感じる温度は40~42度ですが、ご自身の状態に合わせて水温を使い分けるといいと思います。

2.静水圧効果

お風呂に浸かることで全身に水圧がかかり、内臓が他動的に刺激されるようになります。また、お湯の細かな波が皮膚に刺激を送ることで皮膚表面の血行がよくなります。

また、水面が心臓よりも高い位置になると、水圧が心臓を圧迫してしまいますので水面は心臓よりも高くない位置がおすすめです。

3.浮力効果

水圧が重力を軽減してくれるので、足や腰、背中などの負担を軽くし、疲労回復を助けてくれます。ふくらはぎの疲れを軽減し、血行をよくすると、全身の血行にもいい影響を与えてくれます。

よくシャワーだけで済ませてしまう方がいらっしゃいます。「なんで?」と言われる方もいらっしゃいますが、お身体が冷えた状態が続くと、病気を起こしやすくなってしまったり、病気を悪化させてしまうことなどお体にとってよくないことが多いです。

湯船に浸かる習慣を身につけるととてもお体にいい影響を与えてくれます。

今後、寒くなり、冷え性をもともとお持ちの方にとっては辛い時季になると思います。

皆様、もしシャワーで済ませてしまっているのなら、今後のお体のためにも湯船に浸かる習慣を身につけてみてはいかがですか?