こんにちは!

ボディメンテナンス鵜沼院の木村です。

来週から最低気温が0度を下回るなどまた冷えてくるそうです。お体を冷やしてしまわないよう厚着の物を着たり、温かいものを摂るなどしてお体の冷えから守るなどして体調管理には気を付けておすごしくださいね。

今回は、「手指」の痛みでよくある「腱鞘炎」についてご紹介したいと思います。

手指は普段からよく使うため日常生活にも支障をきたしやすいです。そのため、早めに対処しておきたい症状でもあります。

腱鞘炎とは

腱鞘炎とは、指や手首の使い過ぎによって、骨と筋肉をつなぐ「腱」と、その腱が離れないようにする役割を持つ「腱鞘」が過度にこすれあって起こる炎症です。

腱鞘炎は炎症が起こる部位によって症状名が変わり、有名なのが「ド・ケルバン(狭窄性腱鞘炎)」と「ばね指(弾発指)」があります。

「ド・ケルバン」は、手首付近にある親指を伸ばす働きをする腱が狭窄され、腱鞘との間に炎症を起こして発症します。また、「ばね指」は、指を曲げる腱に炎症が起こることで指がばねのような動きになるのが特徴です。

腱鞘炎になりやすい方

・長時間のパソコンやスマートフォンの操作をする

・スポーツや楽器などで指や手首の反復動作が多い

また、腱鞘炎は男性より女性の方が発症しやすいようです。女性ホルモンが、妊娠・出産・更年期などのタイミングで変化することで痛みを感じやすくなるとも言われております。これは割合は低くなりますが「ばね指」も同様になります。

腱鞘炎のセルフチェック

1.親指を内側にいれて、握りこぶしを作る。

2.こぶしを小指側に倒す

この動作で痛みが出たら、腱鞘炎の疑いがあります。

「ばね指」の場合は、指の曲げ伸ばしの時に関節がカクカク動くような感触があります。

腱鞘炎・ばね指の予防

・指のストレッチ

1.指を一本ずつ、手の甲の方向へ反らせる

2.「1.」を2~3セット程度、5秒程度かけてゆっくり行う

・手首のストレッチ

1.机の上に手を置く

2.指を下に向けて肘を伸ばす

3.そのまま掌が見えるように手首を曲げる

4.反対の手で伸ばす方の腕の人差し指の付け根の甲を支える

5.そのまま胸のある方向に押し込む

腱鞘炎やばね指は同じ動作の繰り返しによりおこります。そのため、仕事の休憩中などこまめに手指を伸ばしてあげることで予防ができます。もし、痛みが出て腱鞘炎の疑いがあるのなら、患部を冷やしてできるだけ安静にしておくことをお勧めします。

しかし、なかなか安静にしている暇がない、どうしても手指を使ってしまうという方は、治療が必要になります。

その際は、当院までご相談ください。