こんにちは!ボディメンテナンス鵜沼の木村です。

1月があっという間に終わり2月になりました。しかし、まだまだ寒さは続きますね。寒くなると辛くなるのが手足の冷えなどになります。なかには手足の先がしもやけになってしまう方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

そんな方々に悩みの「冷え症」についてご紹介したいと思います。

「冷え症」とは

特に手や足の先、あるいは腕や太ももが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことです。普通の人が寒さを感じないくらいの環境でも手足や腰、または全身が冷えて辛い状態です。

特徴

体全体には寒さを感じず、手足など部分的に冷えを感じることが多いが、全身の冷えを訴えることもあります。

特に冷えの訴えの多い部位は足と手で、冬季と就寝前に強まる傾向にあります。また天候によっても変化します。

女性の約80%、男性の約40%が冷え症

女性が男性に比べて多いのは、男性に比べて血流の多い筋肉量が少ないことに加えて皮下脂肪が多いことが原因の一つになります。脂肪は熱を通しにくく一旦冷えると温まりにくい性質があります。

また、ホルモンが変動すると自律神経のバランスが乱れやすくなります。女性は周期的なホルモンの変動が多いため男性に比べて冷え症になりやすいといわれております。対して男性には加齢による筋力低下、基礎代謝の低下、頻尿などがあげられます。

症状

症状は全身に影響をうけます。

・身体症状

足のむくみ、首肩こり、頭痛、頭重感、腰痛、神経痛、関節痛、肥満、倦怠感、胃痛、下痢、便秘、しもやけ、疲れやすい、めまい、生理痛、ほてりなどが起こりうります。

・精神症状

イライラ、やる気が起きない、抑うつ、不眠など自律神経の乱れによるもの。

・美容面

肌荒れ、ニキビ、乾燥肌、かゆみ、抜け毛など

・免疫力の低下

体温が1度下がると病気に打ち克つ免疫力が30%低下、生きるためのエネルギーとなる代謝が12%すると言われております。

主な原因

様々な原因が重なりあって起こっている場合がほとんどです。

・栄養不足

食事はその約80%が熱エネルギーをつくることに使われるといわれております。栄養バランスが偏ると体内で熱をつくることができず、それが冷え症につながることもあります。

・筋肉不足

体が1日につくる熱の約60%は筋肉によって生み出されております。特に足の筋肉は、全身の血液を循環させる役割もあります。運動不足などが原因で血行不良やむくみを引き起こす場合があります。

筋肉量の減少や代謝の低下は、生きていくのに最低限必要なエネルギーとなる基礎代謝の低下を招きます。

・自律神経の乱れ

自律神経には、交感神経と副交感神経からなっており、この2つのバランスが崩れると体温調節がうまくできなくなります。ストレスや寒暖差、ホルモンの乱れ・低下により自律神経を乱れやすくしてしまいます。

・生活習慣

生活習慣については、朝食を抜かれる方、偏食、不規則な生活リズム、運動不足、睡眠不足などあります。

冷えが慢性的になると血行障害、特に末梢血管などでの障害がおこり、冷え性体質になってしまいます。

お年を召されるとさらに冷えてしまうことでお体の不調になりやすくなってしまいます。

そこで予防法をご紹介したいと思います。

冷え性の予防

・生活改善

 ・体を温める食品を摂り、体を冷やす食品の過剰摂取を避ける

 ・早寝早起き

 ・お腹や背中を温める

 ・お風呂はシャワーだけでなく湯舟に浸かる。

38度程度のぬるめのお湯を15~20分程度がお勧め。ぬるめのお湯のほうが長く温まった状態が続きます。

 ・マッサージや柔軟体操などを行う。

 ・定期的な程度な運動・ウォーキングなど有酸素運動を行う。

 ・扇風機などで空気を循環させて天井より床のほうが温かい空気があるようにする。

冷え性は一般には病気と見なされない場合が多いですが、体の不調や病気のサインとも言われております。

当院では、痛みや不調・姿勢だけでなく体質が原因となるお体の悩みの改善していくことも行っております。お体で悩みのある方は当院までご相談ください。