こんにちは!

ボディメンテナンス鵜沼の木村です。

3月になり、日光は暖かくなってきましたね。しかし、空気はまだ冷たく、加えて風が強い日が最近多いためかまだ冷えますね。毎年この時期は、寒暖差に加え、乾燥もしてくるので皆様、手洗いうがいや温かいものを摂るなどして体調管理に気を付けておすごしくださいね。

今回は、この時期悩まれる方の多い「アトピー性皮膚炎」についてご紹介したいと思います。実は、意外と「体の冷え」と「皮膚の状態」は関係があります。

アトピー性皮膚炎と原因

皮膚の表面には、角層とうい細胞が重なっている層と、その表面にさらに皮脂膜が覆っています。角層は主に、水分と柔軟性を保つ保湿機能と、乾燥・刺激物質・アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)といった外からの刺激から守るバリア機能の役割をしています。皮脂膜は皮脂腺から分泌される脂質のことをいい、角層の保湿・バリアの機能を強化する役割があります。様々な要因から皮膚が乾燥し、角層の細胞が剥がれ落ちやすくなると、この保湿機能とバリア機能がさらに弱くなってしまうことでさらに炎症をおこしてしまいます。この連鎖によってかゆみや赤みなどの様々な症状を引き起こし悪化させてしまいます。

症状

・皮膚のかゆみ

・皮膚の湿疹・赤み

・慢性的、反復性のある炎症症状

生活上注意するといいといわれてること

・入浴、シャワーにより皮膚を清潔に保つ。

・室内を清潔に保ち、適温・適湿の環境を作る。

・不規則な生活、暴飲、暴食は避ける。

・爪は短く切り、かくことによる皮膚障害を避ける。

・皮膚の保湿が保たれるよういい状態に保つようにする。

意外に知られてない冷えとの関わり

アトピー性皮膚炎にも冷えが関わっていることが意外と知られてないようです。

冷えと皮膚炎の関係

体の中が冷えていると細胞は頑張って温めようとしますが、産生された体熱は熱の性質上、体の上の方や体表面(皮膚)の方に向かいやすくなります。そのため体の冷えがひどいと、ほてってしまうなど体の表面に熱症状がみられるようになります。

また、体内が冷えると血流が悪くなり、代謝も落ちて、血液や水分は老廃物が溜まりやすく汚れていきます。汚れた血液や水分も熱の影響で体の上の部分や体表面(皮膚)に向かうことでさらに皮膚が乾燥しやすく炎症が起きやすくなってしまいます。

そのほか、体の中の冷えがあると内臓に熱を集中させようとして、体の末端の部分や表面への血流が足りなくなります。

血液は、全身の細胞に水分や栄養、ホルモン、酸素などを絶えず送り続け、細胞の代謝に使われた老廃物や二酸化炭素などを回収してくれます。

血流が悪くなることで皮膚の血行が悪くなり、乾燥し、皮膚の保湿・バリア機能が弱くなってしまい皮膚の環境を悪くしてしまいます。

皮膚の炎症を抑えようとする場合はまず、体が冷えていても炎症がひどく体表の皮膚に熱がある場合は、まずそれを落ち着かせる必要があります。

そして体表の熱がおさまってきてから、体の中を温めることが必要になってきます。

冷えによる体内の老廃物の蓄積、水分代謝の悪化を起こさないように血流がいい状態にして体の中から皮膚の保湿を保てる環境を作ってあげるのも必要かもしれません。

当院では、痛みや姿勢の改善だけでなく血流をよくする治療も行ってます。

お体のことで長年悩みのある方は当院までご相談ください。