こんにちは!ボディメンテナンス各務原院受付の石黒です。GWもあっという間に終わってしまいましたね!お車で遠出された方も多いと思います。長時間同じ姿勢でいると普段より腰が痛みやすかったりするので痛みが増えてしまう前に是非当院にお越しください!

今回は私たちには欠かせない筋肉についてお伝えしていきたいと思います!加齢するほど、筋力が減っていく事はみなさんご存じでしょうか?一般に30歳を超えると年に1%ずつ筋肉量が減るとも言われております。筋肉が体にどのような役割をしているか是非知識として身につけましょう~!

筋肉の主な役割は下記の7つになります。

➀体を動かす、体を安定させる

筋肉の中でも骨格筋は骨と骨をつなぐようについており、歩く、走る、座るなどの一環の動作も筋肉が伸び縮みすることで成り立っているのです。また骨格筋が関節を安定させることで姿勢を保ち正常な動きをすることができます。人間は常に重力の影響を受けており体を支えるだけでも多くの筋肉を必要とし力を出し続けています。

②衝撃の吸収、血管・心臓の保護

外部の衝撃から体を守るのも筋肉の役割です。筋肉は内臓や骨などを衝撃から守ってくれます。また筋肉で覆うことによって血管や心臓も守っています。

③ポンプの役割

心臓から押し出された血液は体の隅々までめぐって静脈を通り再び心臓に戻ってきます。心臓から離れた場所になるほど送り出された血液の勢いは弱まります。その時筋肉が伸びたり縮んだりすることで静脈に圧力がかかり、血液の循環が促進されるのです。この作用は【筋ポンプ作用】と呼ばれ人にとってとても重要な物です。なかでも心臓からもっとも遠い足に巡ってきた血液を心臓に押し戻すときに重要な役割を果たすのがふくらはぎの筋肉でありその働きから【第二の心臓】とも呼ばれています。

④熱をつくる、代謝を上げる

人間は常に体温が36℃から37℃を保たれるようになっています。この体の熱産生の約6割を筋肉が占めています。熱を発生させることで寒い環境下でも一定の体温を保つことが出来るのです。それだけ生命維持という点においても大切な熱を発生させるため、筋肉は常にエネルギーを消費しています。そしてその主なエネルギー源は糖質と脂質です。筋肉が多いとこの熱の発生量も増えるため代謝がアップしメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にも繋がっていきます。

⑤免疫力を上げる

筋肉は人間の免疫力にも関係があります。リンパ球を始めとする免疫細胞はグルタミンというアミノ酸によって活性化されます。このグルタミンは筋肉内に多く蓄えられていることから筋肉が減ってしまうと免疫機能が低下してしまうと言われています。

⑥ホルモンの産生

骨格筋が産生するホルモンの主な役割には筋肉や骨の形成や再生、抗炎症作用、糖質や脂質の代謝への関与、心筋細胞や血管内皮細胞の保護などあると言われています。

⑦水分を蓄える

人間の体の中で最も大量の水分を保持しているのは実は筋肉です。脂肪量が多い女性に比べると筋肉量が多い男性のほうが体内総水分量は多く、健康な成人で体重の60%前後(男性60%、女性55%)となっており、中でも体重60㎏の成人男性は約15㎏~20㎏もの水分が筋肉に蓄えられています。筋肉が少ない人は水を飲んでも体に貯めておくことが難しく、脱水症状を起こしやすくなるのです。また筋肉量が大きく減りやすい年配者の場合体の中の水分が5㎏~10㎏も減ってしまっている場合もあり、毎年年配者に熱中症を発症する方が多い理由の一つになっています!

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